人に利用される構造とは


利用される人は、
圧倒的に自己肯定感が低い人です。

自己肯定感が低い人が、
なぜ利用されやすいのか。

それは、「存在そのものに価値がある」という
感覚が自分のなかにないからです。


そんな人は、無意識にこう思ってます。

「役に立たない自分には価値がない」
「何かしてあげないと嫌われる」
「断ったら見捨てられる」

その結果、
頼まれることが必要とされていると勘違いし、
その勘違いを自己価値の証明だと思い込んで
してしまうんです。


だから、頼まれると嬉しくなります。
本当はしんどくても無理してもやるんです。

そんな人って、使う側からすると、
こんな風に見えてます。

「断らずにやる人」
「文句を言わずやる人」
「自分の都合を後回しにする人」


その思考になり、結果的に、、、
「こいつ、言うこと聞くわ」
「扱いやすいな」
になっちゃう。

ここで、上下関係ができてしまいます。

人の歪みが出る瞬間は、

本人は、最初は、
必要とされてたり、
役に立ててるから、
それに喜びを感じます。

でも、限界がきて、
「たまに断る」「自分の都合を話す」
をしてしまうようになります。

すると、相手から以下のような
行動を受けることになります。

「キレられる」
「圧をかけられる」
「暴力や強い支配に出る」

なぜなら、相手にとっては、
自分の言ったことを従う道具が、
反抗したように映るからです。

利用されているのに、本人は気づかない。

むしろ、、、
「自分が悪い」
「ちゃんと応えられなかった」
「もっと頑張ればよかった」
となります。

これが、自己肯定感の低さにつながっています。

「優しいから」「人がいいから」利用される
じゃないんですね。

本当の問題は、
「自分は何もしなくても価値がある」
という前提がないこと。


それが、利用される第一歩なんです。

だから、
・相手との境界線が引けない
・断れない自分になっている
・関係性が対等にならない


そういう人は、どうしたら良いかというと、、、
自己肯定感を上げようとしないことです。

自己肯定感を上げることを目標にすると、
だいたい失敗します。

そのため、以下5点をやってみてください。

●1つ目
価値を証明しようとする行動をやめること。


自己肯定感が低い人ほど、
無意識にそれをやっちゃってるんです。

・頼まれたら即OK
・役に立とうとしすぎる
・空気を壊さないように自分を消す

これらが「自分には価値がない」前提の行動です。

最初の一歩は、小さくていいんです!

【即答しない】
【「一回考えるね」と伝える】
【「今は答えられない」と言う】


これだけで、
相手との力関係が少しフラットになります。


●2つ目
「断る練習」はしない。
代わりに「選ぶ練習」をする。


断ることは、
やってこなかった人からすると、
ハードルが高いんです。

だから、急にやろうとすると、
失敗してしまいます。

なので、その代わりに、
「これは自分がやりたいこと?」
「やらなかったら何が起きる?」

って考えてみてください。

そうして、Noだったり、
何も起こらなければ、
選ばないようにしたらいいだけです。

自分の気持ちを後回しにせず、
確認する癖をつけること。


そうすれば、結果として断ることもあるけど、
断らなかったとしても納得感を持って、
取り組むことができて心から楽しめます。

目的は、「断る」ことじゃなくて、
「自分の意見を通す」ことです。


●3つ目
嫌われる経験を「少しずつ」積む。


これが一番大切です。

自己肯定感が低い人は、
嫌われたことがないんじゃなくて、
嫌われないように生きてきただけ。


だから、
「断る」「意見を言う」「線を引く」
=即「見捨てられる」
と脳が勘違いするんです。


でも、現実は違います。

現実は、嫌われても、、、
【何も起きない】
【世界は終わらない】
【生きていける】


この体験の積み重ねが、
自己肯定感を「上げる」のではなく、
依存心を下げることにつながるんです。


●4つ目
それでも離れていく人がいる


ここ、逃げずに言います。

離れていく人は、います。
でも、それは失敗じゃないんです。

「利用できなくなった人が離れただけ」

対等な関係は、
最初から対等じゃないと作れません。


●5つ目
最後に一番大切な視点を。

自己肯定感が低い人に必要なのは、、、
自信やポジティブ思考ではないんです。

「自分の人生に責任を持つこと感覚」

・嫌われても自分の選択
・断っても自分の選択
・孤独になっても自分の選択

この覚悟ができた瞬間、
人は利用されなくなります。


自己肯定感は「上げるもの」ではないんです。
他人に自分を預けることをやめたときに、
勝手に戻ってくるものなんですね。

過去は、たくさんの人に好かれたいと思ってました。
でも、今は自分と価値観の合う人だけで、
十分幸せです。

価値観は変わりゆくものなので、
自分の視座が高くなれば、
人間関係も変わっていくし、
家族であれ、恋人であれ、親友であれ、
価値観が同じ人と大切な時間を過ごしたいですね。

その覚悟を持って生きてる人が、利用されるされないとか関係なく、自分の目でみたものを信じることができて、本当の幸せに近づくんだと思います♪

END

投稿者: 出口雅之

楽しい働き方を体現したい人へ「学びと知識」を発信。小中高と11年間、選手として青春の全てをサッカーに。前十字靭帯断裂をきに大学時代は志導者の道へ。学生時代、遊ぶことの楽しさが分からず、就活でリペイント/ABAYに参加で自分と向き合う。現在、人材大手/サッカー志導者を継続し、日々の学びを発信。「心からの笑顔」を増やしたい

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